本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

年をとるということ

先日、私が働いている老人介護施設

おやつバイキングなるものをやりました

 

ひとくちサイズのスイーツを何種類か作って

好きなものを選んでもらう

おかわり自由

というものです

 

これは私がスーパーで買ってきた物ですが

イメージとしてこんな感じの物だと思ってください


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施設で出たのはケーキ4種類とフルーツ

 

みんな全種類皿に取って食べてました

ただおかわりまでする人は限られてるので

職員が様子を見てまわって声をかけます

 

年寄りはそんなに食べれないので

おかわりしても一回で終わる

でも中には

際限なく食べる人もいる

今回も何度もおかわりに行った人がいて

まあおかわり自由だから基本的には止めないんですが

さすがに7回目に行こうとした時には止めた(^_^;)

 

認知症が進んだ人は満腹感もなく

疲れも感じないらしくて

後で吐こうが足がマメだらけになろうがお構い無しである

 

そして年をとると

だいたいの人は扱いにくくなる

中にはとてもいい人もいるんですよ

 

ただ

年をとったからと言って

認知症になったからと言って

元々の性格が変わるわけではない

それに長年生きてきた自信というか

自分のライフスタイルを崩そうとしないし

自分が絶対正しいと思ってたりする

 

最近介護施設での虐待が報道されるのをよく見る

 

でも多分

昔からあったことだと思う

表沙汰にならなかっただけで

 

確かに施設にくる年寄りは

イライラさせられることも多い

 

私は介護の仕事を10年ぐらいやってるが

「このく○ば○ー」と言いたくなることはしょっちゅうだ

ましてや新人職員なんて尚更だろう

 

暴力を庇うつもりはないが

でもそういう状況を作り出してしまう現場がある、というのも事実

 

適性もあるだろうが

昨今はどこの施設も人手不足だから

大きな問題がなければ雇用しているという感じなんだと思う

 

研修などもやっているとは思うが

知識があるからと言って

現場でうまくやれるとは限らない

 

そこはやっぱり適性なのである

 

私はイライラした時は

一度深呼吸して

「誰もボケたくてボケてるわけじゃない」

と自分に言い聞かせる

 

そうなのだ

誰もそんなふうになろうと思ってなってるわけじゃないし

自分がそんなふうになるなんて思ってもいなかっただろう

 

それは今年寄りのお世話をしている私にも言えることだ

 

できれば頭も体も元気で

誰にも迷惑をかけずに寿命をまっとうしたいが

 

20年後にどうなっているかなんて

誰にもわからない

 

生きてる人間はみんな年をとる

いずれは死ぬ

 

高齢化社会で自分の老後をどうするか

 

若いうちから考えておかないと

きっとホームレスになって野垂れ死に

 

と思ったりする今日この頃