本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

事なかれ主義はダメ男に尽くす女と同じ

どこの職場にも

問題児がひとりはいることと思う

私の働く職場にもいる

介護の現場なので

利用者さんとのコミュニケーションは大事なのですが

コミュニケーションの限度がわからない

利用者さんに対して馴れ馴れしい友達口調はやめろと何度言ってもわからない

利用者さんと雑談していて業務がすすまない

指示した仕事をまったくやっていない

まあ数え上げればキリがないんですが

私は昨日深夜勤だった

準夜からの引き継ぎを受けていると

「いや~、まいりましたよ。斉藤君(仮名)なんにもやってくれないんスよ」

と、準夜勤の男子が愚痴ってきた

「なんにもって?頼んだことを?」

男子

「それもだけど、利用者さんとしゃべってばっかりいて、口腔ケアも離床臥床もなんにも手伝ってくれないから、キツかったっスわ~」

「あ~、そりゃあキツいね。怒らなかったの?」

男子

「言いましたよ、『口腔ケア進めてね』って」

「そんな言い方じゃ、アイツにはわかんないよ。『頼んだことひとつもやってないよね?やらないうちは帰れないよ』このくらい言わないとアイツにはわからない」

男子

「それじゃあパワハラじゃないスか(^_^;)」

「だからアイツにはガツンと言わないと通じないんだって。ヤンワリ言ってたら切実感ないから、今やらなきゃいけないってのがわからないんだよアイツには」

男子

「そりゃそうだけど、かわいそうじゃないスか」

「かわいそう?何が?」

男子

「彼も一生懸命頑張ってるんだし」

「まあ、彼なりに一生懸命やってるのはわかるけどね。でも頑張る方向間違ってるじゃんか。間違ってたらちゃんと言わないと。これだけみんなに迷惑かけて気がつかないのは問題でしょう。」

男子

「でも彼も優しいところあるし」

「優しいとか、今そんなこと関係ないじゃんか(^_^;)何必死にカバってんの?」

男子

「彼もいいところあるじゃないですか(^_^;)」

「そりゃ、人間だから悪いところだけじゃないでしょうよ」

男子

「だったらそんな目の敵にしなくても…」

「…なんなの?さっきから。なんか彼に注意したくなくて言い訳してるようにしか見えないけど?」

男子

「………」

「あんたのは優しさじゃなくて逃げてるだけでしょうが。そんなんじゃ彼のためにもならないよ。かわいそうがどうとかじゃなくて、言って嫌われたくないだけなんじゃないの?」

この指摘は図星だったらしく

完全にだまりこんでしまった

実際見ていると

ガツンという人の指示には従っているけど

この男子のように黙っている人には従わず

好き放題にしている

完全に人を見てやっているのだ

こういうヤツはやはりある程度首根っこ押さえておかなければいけない

言うべきことは言わなければいけない

わかるまで言わなければいけない

わかるように言わなければいけない

そして合間にごほうびを用意してやらなければいけない

まさに飴と鞭で鍛え上げなければいけないのだ

カバってやったところで感謝するどころか

ツケアガルのが関の山

この男子との会話

まるでダメ男に引っ掛かって尽くす女を思い浮かべたのは

私だけだろうか?(^_^;)