本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

日本人気質は迷惑なのである

老人介護という仕事で

困ることはいろいろありますが

老人の要求が集中するときは結構困る

例えば

お茶を飲みたい

トイレに行きたい

外に散歩に行きたい

お茶ぐらいは何人に言われても

どうということはない

でもトイレは

数が限られてるので

1度に言われても困る

しかしなぜか

トイレに行きたいというタイミングが重なるのだ

まあ、お茶にしろトイレにしろ

同じ人間なわけだから

それに集団生活の中にいて

生活リズムがほとんど同じなわけだから

タイミングが重なっても不思議はないのかもしれない

けど

それだけではない

重なる最大の理由は

“日本人気質”だ

一例をあげると

日本人は複数で喫茶店などに入ると

誰かひとりが「コーヒー」と言うと

「私も」「私も」という感じで注文する

アメリカ人などは

オーダーが同じものであっても

ひとりひとり「私はコーヒー」と

自分の注文を伝える

自己主張がしっかりとあるアメリカ人と

和を重んじる日本人

この違いだ

これが

介護という仕事には

結構な負担となる

老人たちは

自分がお茶を飲みたいと思っても

なかなか言い出さない

誰も飲んでいないと

言い出しにくいのだ

しかし誰かが

「お茶ください」と口火をきると

便乗して

「私もお願いします」

「私も」「私も」となるのだ

それと同じ原理で

トイレの訴えも集中する

くどいようだが

トイレは数が限られてるし

私もひとりずつしか対応できないのだ

トイレに行きたいなら

人に便乗しないで

行きたいときに言ってくれ(^_^;)

時々アメリカ人になりたくなるわ