本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

忘れられない映画2編

よく行く本屋で

レンタル落ちDVDとか

たまに昔の名作映画のDVDなんかをまとめて買う時がある

 

先日も何枚か買ってきた

 

レンタル落ち商品なので

面白くないからと中古店に持っていっても引き取ってはもらえない

 

なので

絶対に間違いない

というものしか買わない

 

半数ぐらいはホラーものですが

中には掘り出し物もあったりする

 

今回買ったのは

バイオハザードシリーズ

スパイダーマン

ホビット

 

それと

私的に掘り出し物だったのは

この2つ


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どちらも戦争の悲惨さを題材にしたもの

 

一応裏側も写してみました

シンドラーのリスト


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禁じられた遊び


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私は基本戦争に関するものは苦手

 

なんというか

感動とかなんとかの前に

すご~くイヤなというかやるせないというか

そんな気分になるのだ

 

この2つも例外ではないんですが

なぜかずっと脳ミソと心臓に焼き付いていた

 

 

シンドラーのリスト

自身ユダヤ系であるスピルバーグ監督の作品

ナチスの迫害を受けたユダヤ人を救おうとするシンドラーの姿を描いたもの

 

結果的に自身の工場で働く1200人のユダヤ人を救った

 

目を覆うような残虐なシーンとかはないが

迫害されたユダヤ人たちの恐怖と悲惨さは十分伝わる

 

映画はすべてモノクロ

血の色や逃げまどう子供のコートなどだけ赤い色をだしている

それがいろんな意味で効果的

まるで当時の実録フィルムでも見ているような気分になる

 

映画の最後で

シンドラーは「もっと救えたのに」と涙を流す

第二次大戦中

訳がわからないままに

強制収容所で死んでいったユダヤ人は

推定600万人とされている

 

 

禁じられた遊び

1952年

古い作品なので当然モノクロ

 

確か五歳ぐらいの頃

テレビでやっているのを観た

 

子供だった私には

映画の内容などほとんどわからなかったが

当時の自分と同じくらいの女の子が主人公だったので

共感するものが多くあった

 

幼かった私が印象に残ったシーンは

 

ナチスの爆撃で両親と愛犬を失う主人公の女の子ポーレット

動かなくなった愛犬が死んでいることは理解しているが

抱いたまま離さない

そのポーレットから犬を取り上げ

川に投げ捨てる大人

川に犬を拾いにいくポーレット

 

爆撃のさなかに死んだ犬のことなど気にしてる余裕などないだろうが

 

ポーレットと同化して観ていた五歳の私には

理不尽以外のなにものでもなかった

 

大人になった今観ると

 

結局

いつの世も

ヒドイ目に合うのは

罪のない子供なんだな、と思った

 

やるせない気分にはなるが

 

なんの脚色もない

戦争の真の姿だと思った

 

あまり映画みて泣くことはないんですが

 

思わず泣いた作品でした