80'売れたけど散々バカにされた2バンド
ハードロック、ヘヴィメタルの黄金期には
いろんなバンドが脚光を浴びました
その中にはタイトルの通り
バカにされまくったバンドもいたわけです
その代表的なバンドがこの2つでした
ポイズンとウォレントです
この2バンド
一緒にライブツアーをやったことがありました
ポイズンがヘッドライナー
ウォレントがオープニングアクトでございました
ポイズンもウォレントもデビュー当時からアイドル視され
コアなメタルファンからは下手くそだのニセモノなど
散々罵倒されまくりました
どっちもブロンドのイケメンボーカルを擁し
ポップで耳馴染みの良い音楽性
こういったバンドはアイドル視される傾向にある
私からしてみたら
何を基準にニセモノと断ずるのか?と思います
まあメタリカとかジューダス・プリーストとかモーターヘッドとか
男臭さ全開のバンドから見ると
お遊びみたいに見えるのかもしれない
さて
個別に見てみましょうか
まずポイズン
こちらのバンドはバカにされても
まあしょうがないと思えるものはある
なぜか
下手なのである
演奏が
救いようもないくらい下手だった
写真のCDはデビューアルバムですが
初めて聴いたときは
なんじゃこりゃ?だった
下手なのである
これはライブアルバムではなく
スタジオアルバム
スタジオアルバムなら何度でも録り直せるはずなのに
なんでこんなに下手なんだ?(^_^;)
ギターはズコズコ走るわドラムはスカスカだわ
聴いてるこっちが恥ずかしくなるレベルである
こんなんでよくメジャーデビューできたな
と思ったのは否めない
しかし
楽曲は非常に良い
ポップではあるが
メロディラインのセンスの良さは抜群
ノリも抜群のロックンロール
さあ楽しもうぜ!
という問答無用のパーティーロックは
聴くものを元気にしてくれる
私はポイズンが大好きだった
またパーティーロックの中にもブルージーな要素もちょくちょく取り入れられていて
結構楽曲のバリエーションも豊富
後にギタリストにリッチー・コッツェンを迎え入れたところを見ると
ブルース好きなのかもしれない
これはデビューアルバムで一番好きな曲
こちらはセカンドアルバム
Open up and Sey Ahh·····
で一番好きな曲
このバンドが全米2位まで行った
今でも活動を続けている
お次はウォレント
こちらは演奏はしっかりしている
ポップで耳馴染みの良い音楽性と
日本のアイドル歌手のように
フロントの3人が同じ振り付け?で見せるステージパフォーマンスが罵倒の対象となった
私から見ると
ステージパフォーマンスはバンドのエンターテイメント性の現れであって
観客が楽しんでいるのならいいのではないかと思うが
まあ人それぞれ価値観は違うということだ
所詮万人を満足させることなどできないのだ
写真のCDは彼らのセカンドアルバムである
このアルバムは全米7位までいった
それはこの曲のおかげである
このチェリーパイという曲
初めはアルバム収録される予定ではなかったそうだ
アルバムタイトルも全然違ったらしい
出来上がった作品をレーベルに提出したところ
社長から「うーん、ロックアンセムがほしいな。エアロスミスのLove in an elevator みたいなやつ」と言われてしまった
社長に言われたんじゃ仕方ない
ということで、たった15分で適当に書き上げたのがチェリーパイだった
ところがこれが大ヒット
いつの間にかウォレント=チェリーパイというイメージが出来上がってしまった
バンドとしてはさぞ不本意であろう
しかしそのおかげで有名バンドとなったのだ
ウォレントの楽曲は
耳馴染みはいいが
実際はちゃんとハードロックである
ちゃんと、というのもおかしいかもしれないが
ビジュアルイメージとポップさに惑わされていると
本来のウォレントの良さを見失ってしまうだろう
彼らの作り出すハードロックは非常に良質
3枚目以降のアルバムなど
むしろポップさが減少しハードさが増している
そういえば
チェリーパイに収録されている曲で
Uncle Toms Cabin という曲があるが
当時のウォレントとしては結構異色な曲
さあ、これからアンクルトムのお話が始まるよ
みたいな感じで始まるこの曲
正直チェリーパイよりも好きなんですよね
↓
ウォレントはボーカルのジェイニーレインが亡くなっていますが
別のシンガーと共に現在も活動を続けているようです
この本読んでたら
懐かしくなりました