この前BOOK・OFFに行って
たまたま見つけたDVD
韓国ホラー映画「箪笥」
290円と思わず目を疑うようなお値段でした
これだいぶ前に小説を読んだことがあったんです
面白かったし
安いし
と思って購入しました
この映画韓国の昔話の薔花紅蓮伝がベースになってるそうです
薔花紅蓮伝についてはわかりやすいブログを見つけたので貼っておきます
↓
怖い韓国昔話薔花紅蓮伝(チャンファ ホンリョン伝) : ハングル千字文
薔花紅蓮伝はよくある継子イジメの物語みたいです
箪笥にも継母との確執が描かれてますが
かなりアレンジされてるし
映画の内容は結構難解で
一度観ただけでは理解が難しいかもしれません
観客の想像力に委ねる部分も多いです
私は小説を読んでいたので内容を理解できましたが
読んでなかったら
?????
となってたかもしれません(^_^;)
ざっとあらすじを書きますと
妻に先立たれた父親が再婚したと聞き
父親と再婚相手の住む家にやってきたスミとスヨンの姉妹
継母のウンジュは二人を笑顔で迎えるが
二人は酷薄な雰囲気のウンジュを好きになれず毛嫌いする
さらにその家で暮らしていくうちにおかしなことが起こるようになった
姉妹を襲う悪夢、二人の前に現れた母の亡霊、そしてウンジュの視界に映る不気味な影…。
そんな怪現象で不安定にもなり
姉妹とウンジュの確執は深まっていった
ある日激昂したウンジュは
お仕置きだと言って妹のスヨンを箪笥に閉じ込める
その事件で過去の悲劇がすべて出てきます
オチを言ってしまうと姉のスミがおかしくなっていたということなんですが
悲劇の元凶は父親
そんな映画です
映画見てわからなかったら小説読んでみるのもいいかもしれません
ちなみに小説は吉村達也作で
タイトルは「姉妹―Two Sister 」になってます
この映画
アメリカでリメイク版が作られたらしいですが
日本では放映されませんでした
DVDはあるみたいです
以前聞いた話ですが
アメリカ人は日本的なホラー
つまり、なんだかわからないけどなんとなく怖い
みたいな感覚が理解できないらしいです
シャイニングとかグリズリーとか
あんな感じで恐怖の対象がはっきりしてないと
何が怖いの?となるらしいですね
アメリカ版箪笥も機会があったら観てみたいです
ただ韓国発の箪笥は
日本人の感性にはピッタリ
じわじわくるアジアンホラーを満喫できます