ようやく緊急事態宣言も解除されはじめ
日常生活が戻りつつありますね
しかしまだまだ終息とはいかない
精神的に疲弊する日々ですね
心が疲れてるときは
ほっこりする映画を観たいものです
私が心癒された映画をいくつか
まずはこれ
「黒馬物語」
ブラックビューティーと名付けられた黒馬の
波乱に満ちた運命の物語
これは
不幸の根源は人間なのだと
問答無用で気付かせる作品
馬に鞍をつけるのも蹄鉄をつけるのも人間のため
人間の都合で馬の運命は大きく変わる
牧場で生まれた時は
ブラックビューティーと名付けられたほど美しかった黒馬は
人間に使役され
見る影もなく輝きを失う
精も根も尽き果てたビューティーは
馬市で叩き売られる
しかし最後の救いがそこにはあった
最後には草原で幸せに暮らすビューティーの姿を見れる
これは動物好きの人にはちょっとツラい作品
私もずっと泣きっぱなしだった
だからほっこりとは言えないかもしれないが
人間との心暖まる交流もある
自然を愛する人なら
ブラックビューティーの心がきっとわかるだろう
お次は「ザ・ウォーク」
アメリカのワールドトレードセンターで綱渡りしてニューヨークの市民を驚かせたフランスの大道芸人フィリップ・プティの伝記映画
なぜあの高さでの綱渡りに挑戦しようと思ったか
その動機と実現するまでの経緯を描いた映画
以外と地味に感動します
綱渡りを実現させた後のラストシーン
彼の恋人はフランスに帰ります
「なぜ?」と問う彼に恋人は
「あなたは夢を実現させた、今度は私が実現する番よ」
その言葉に彼は笑顔で別れを言います
お互いに依存せず
自分の目標を見つめる二人
でも心の絆はしっかり結ばれている
素敵な大人の二人です
お次はトム・ハンクス主演の「ターミナル」
トム・ハンクスの出演作品はだいたいほっこりするんですが
私はこれが一番好きです
アメリカにやってきた主人公
自分が飛行機に乗っている間に国でクーデターが起こり政府が消滅
彼のパスポートは無効となり
アメリカへの入国許可が下りず
ターミナルで暮らすハメに
ターミナルでの暮らしの中で起こった悲喜こもごも
国でのクーデターが終息し
アメリカの地に立てることになった彼は
さっそく本来の目的を果たしに行く
それは
ジャズが好きだった今は亡き彼の父親
その父親のためにあるジャズミュージシャンのサインをもらうことだった
この最後のシーン
たまらなくほっこりします
お次は「最高の人生の見つけ方」
余命6ヶ月を宣告された二人が
生涯最後の冒険旅行にでる
あんまり期待しないで観たんですが
予想外に良かった
素晴らしいお二人です
キャッチコピーは、“We live, we die. Wheels on the bus[2] go round, and round.”(人は生き、人は死ぬ‐世の中はその繰り返しだ)
当たり前なんだけど
ずっしりくるキャッチコピーですね
お次は「リバー ランズ スルー イット」
ブラピが主人公の弟役で出演してます
厳格な神父の父親
真面目な優等生の兄
自由で闊達な弟(これがブラピ)
三人三様だが、フライフィッシングだけは共通の思いがあった
この一家のことを描いたしみじみとした作品
ブラピ演じる弟は最後自身の借金が原因で殺されてしまうのですが
殺される前日
父親と兄を誘って釣りに行きます
フライフィッシングに関しては素晴らしい腕前を持つ弟
この日も父親と兄の前で大物を釣り上げ
結局最後となった家族団欒を噛み締める
ブラピにはこんな素朴な役が一番似合うと思うのは
私だけでしょうか?
最後の登場
これが一番ほっこりするかもしれません
戦時中の日本
検閲官と喜劇の脚本家のやりとり
いや~
笑った笑った
情け容赦ない検閲官と
検閲を受ける喜劇の脚本家
こんな設定で笑わせてくれる三谷幸喜は天才です
検閲官は元々喜劇の舞台など上演中止に追い込むために作家に無理難題をふっかける
作家はそれをわかっていて
これでもかと脚本を書き直す
そんな二人の間にいつしか奇妙な友情が芽生える
検閲官はそれまで心の底から笑ったことはなく
笑うということがよくわからない
しかし検閲官は作家の脚本を読んで笑った
最後に検閲官は
「なんだこれは!今までで一番面白いじゃないか!私がこれを読んで何回笑ったと思ってるんだ!」と叫ぶ
検閲官は38回笑ったらしい
きっちり数えてるところがスゴい(^_^;)
それは出征を控えた作家の
最後の作品だった
普通なら思い切り暗くなりそうな設定で
笑いも涙も感動も詰め込んだ三谷幸喜はスゴい!
私も三谷幸喜に言いたい
どんだけ笑わせてくれる気なんだ!