先日、加治川治水ダムの事故のことを書きましたが
今回はダムそのものについて書きたいと思います
まず赤谷方面へ国道R14を走っていくと
内の倉ダムがあります(1番目の写真)
このダムは中空重力式ダム
ダム内部に中空部を設けた重力式ダム
外観・基本は重力式コンクリートダムですが
コンクリートが高価だった時代に、費用を安く建設するために考えだされたダムのようです
ただ現在はコンクリートも安価になり、低コストで建設できるダムも開発されていて
中空重力式ダムは建設されていないらしいです
なので内の倉ダムは現時点で最後に建設された中空重力式ダムということになります
中空部分は音の反響が良く
コンサートに使われたこともあります
今度そういう企画があったら行ってみたいと思ってますが
なかなかありませんね
堤高82.5m
堤頂長166m
堤体積216400立方m
流域面積47.5K㎡
湛水面積100ha
総貯水量24800000立方m
有効貯水量22200000立方m
利用目的 洪水調節、かんがい、上水道、発電
内の倉ダムを過ぎて
赤谷の集落を越えていくと
加治川治水ダムがあります
(2番目の写真)
加治川治水ダムは重力式コンクリートダム
このダムは新潟県内最高の堤高を誇ります
堤高106.5m
堤頂長285.5m
堤体積410000立方m
流域面積88K㎡
湛水面積65ha
総貯水量22500000立方m
有効貯水量18000000立方m
利用目的 洪水調節、農地防災
ダム湖の中に公園があり
洪水調節のために水をためだしたら水没します
ダム公園は最初から入れないことになってるのか
時期的に入れないのか
はたまた放流事故があった関係で入れなくなってるのか
聞きそびれたのでわかりませんが
とにかく入れなかったので
上からしか写真とれませんでした(3番目の写真)
加治川治水ダムは6月~11月、夏期の間だけ行くことができます
冬期は雪のため、道が閉鎖されます
ちなみに治水ダムとは
洪水調節、農地防災、不特定利水に特化した目的を有するダム
治水に限定して建設されるので、水道の供給や発電は行いません
そして
そこからさらに進むと加治川ダムがあります
加治川治水ダムを加治川ダムと書いてある記事があったりして紛らわしいですが
加治川治水ダムのさらに奥に加治川ダムがあり
まったくの別物です
加治川ダムは発電用のダムですが
先程の治水ダムより先の道は封鎖されているので
加治川ダムには行けません
このダムも重力式コンクリートダム
堤高46m
堤頂長70m
堤体積224立方m
流域面積53K㎡
湛水面積6ha
総貯水量898000立方m
有効貯水量274000立方m
加治川ダムには行けませんが
所々で加治川ダムから引っ張ってきてる配管?を見かけます(4番目の写真)
以上
加治川に沿ったダムについて書いてみました
事故は残念なことでしたが
ダムの風景はいい眺めです