大作と言っても
ただ長いだけのものから
内容充実の名作までいろいろ
あんまり長いと疲れるので
よほど興味がないと観ないのだが
私の観た数少ない大作映画をいくつか
「美しき諍い女」
1991年、237分
あらすじ
バルザックの『知られざる傑作』を原作に撮った、ジャック・リヴェット監督作品。孤高の画家フレンホーフェルは、自らの最高傑作“美しき諍い女”を描こうと妻をモデルにするが完成直前に破棄してしまう。そして10年後。彼の前に、若いモデル、マリアンヌが現れた事から彼は再び“美しき諍い女”の仕上げにとりかかるが……。
(Yahooより抜粋)
ハッキリ言って退屈だった
私の好きなジェーン・バーキンが出演していたのと
美しき諍い女の絵に興味をひかれて観たが
画家とマリアンヌのやりとりがダラダラ続いてるだけ
結局美しき諍い女の絵は謎のままだし
こういう世界観
好きな人は好きだろうし
私が理解できないだけなのかもしれないけど
私には退屈なだけだった
まあフランス映画らしい雰囲気は味わえましたね
「ブリキの太鼓」
1979年、142分
ポーランドのダンチッヒを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点で、1927年から1945年の激動の時代を描いた異色の大力作。ブリキの太鼓を叩き、奇声を発しガラスを割るという不思議な力も身につけたオスカル、従兄との不倫を続ける母、臆病者の父、画面は時代が産んだ奇異なキャラクターとグロテスクな描写に溢れ、その毒気たるや凄まじいばかりのものである。(Yahooより抜粋)
大人になることを拒否した子供の目から見た
興味をひかれる内容ではあったが
観るにつれてだんだん物語のテーマがぼやけていったように思う
退屈というほどではなかったが
これは原作小説のほうが読み応えあるかもな
と思った
Blu-ray『ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット』30秒CM - YouTube
1990年、181分
ケヴィン・コスナーが自ら製作し、監督した野心作。1863年、南北戦争の激戦地。その自殺的行為から英雄となり、殊勲者として勤務地を選ぶ権利を与えられたジョン・ダンバーは、かねてより興味を持っていたダコダにあるセッジウィック砦を望んだ。彼は、愛馬シスコと野性の狼と共に、不思議に満ち足りた日々を送り始める。そんなある日、ふとした事からインディアンたちと交流を深めるようなったダンバーは、やがて、インディアンに育てられた白人女性と恋に落ちる……。(Yahooより抜粋)
とても雄大で美しい物語
大自然の中
愛馬とポツンと暮らす
静かに野生の狼との交流が始まり
インディアンたちとも友好を深めていく
そんな穏やかな暮らしを軍隊が壊してゆく
先住民たちにとって白人は
侵略者以外の何者でもない
地球にとって害悪なのは人間なのだと改めて思う
しかし牙も爪も持たない人間は
文明を発展させないとあっという間に淘汰されるだろう
文明があるから人間は安心して暮らせる
その代わり自然にとっては脅威となった
インディアンのように自然と共存できれば
一番いいよなあ
映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」日本版劇場予告 - YouTube
「八甲田山」
1977年、169分
明治34年末、日露戦争を目前にして陸軍は寒冷地教育の不足を痛感していた。ロシア軍と戦うためには雪中行軍をして、雪とは何か、寒さとは何かを知らねばならなかった。その行軍の目標となったのが生きては帰れぬ冬の八甲田であった……。(Yahooより抜粋)
かの有名な雪中行軍演習での遭難事故が題材
「天は我らを見はなした」は当時流行語にもなった
小学生の頃ウケ狙いで言ってるやつが大勢いたが
今になってみると実に不謹慎なことだとわかる
しかしこの映画を観ると
遭難した人たちには悪いが
まったく同情できない
冬の雪山に行くのに
夏場の予行演習の感覚で
楽勝!って感じで臨んでる
入念に準備を進めていた大尉ではなく
いきなり何もわからない上官を司令官にしてるし
案内人も断るし
観れば観るほど
「お前ら死にたいのか?」と言いたくなった
登山経験もないのに
あまりにも冬の雪山をなめすぎだ
全部が全部映画の通りだったわけではないだろうが
これは遭難して当たり前
真実はどうだったんだろう?と気になってAmazonでこの本を購入
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届くのが待ち遠しい