ドキュメンタリー映画のすすめ
ドキュメンタリーと言ってもいろいろなものがありますが
私の記憶に強烈に焼きついているものが3つあります
ひとつ目は「フリーソロ」
フリーソロの第一人者であるクライマー
アレックス オノルドのエルキャピタンに挑む姿を追った映画
フリーソロとはロープなど道具を使わず指で崖を登っていくクライミングのこと
フリーソロでもロッククライミングでも
登山は常に死と隣り合わせ
過去に命を落としたクライマーは大勢いる
この映画
役者ではなく
アレックス オノルド本人が出演
いや、出演というか
オノルド自身の姿をガチで追った映画なので
演技なし
ガチのエルキャピタン挑戦の様子がおさめられている
実に見所満載の
ドキュメンタリーの傑作です
2つ目は
「ハドソン川の奇跡」
トム・ハンクス主演
2009年アメリカの航空事故を描いた
空港を飛び立った旅客機が鳥の群れにあい
エンジン系統が故障
空港に戻ろうにも高度が低すぎ無理
更に場所はマンハッタンのど真ん中
機長はやむなくハドソン川への着水を決断した
その時の様子とその後の様子を描いたもの
乗客全員を無事に助け出した機長は一躍ヒーローに
しかしマスコミには追い回され
調査委員会には詰問される日々
そんな機長の姿をトム・ハンクスは見事に演じています
3つ目は
ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男
スウェーデン出身のテニスプレイヤー
ビョルン・ボルグと
アメリカのプレイヤー
ジョン マッケンロー
この二人の
1980年開催のウィンブルドン大会決勝の様子を描いた映画
ボルグは常に冷静沈着
端正なルックスから氷の貴公子と言われていた
この時のウィンブルドンは5連覇がかかっていた
片やマッケンローは天才肌ながらも
いつも感情爆発させ
審判に噛みつき
悪童と言われていた
ボルグの5連覇とマッケンローの初優勝
どちらが勝つかと世界中の注目を集めた
二人が戦った決勝戦は
3時間55分
どのセットも白熱の展開
特に第4セットのタイブレークは物凄かった
マッチポイントを握ったかと思ったボルグに
マッケンローは諦めず食らいつき
実に12回ものマッチポイントをしのぎ
(確か12回だと思いましたが、違ってたらすみません)
逆に第4セットをもぎ取った
正に死闘である
その死闘の末に
ボルグはウィンブルドン5連覇を成し遂げた
そして負けたマッケンローも
一度も審判に噛みつくことなく
終始冷静な試合運びで観衆から賞賛を浴びた
この試合はテニス史上に残る名勝負として語り継がれている