今はたいていの作品はNetflixなどの配信サービスで視聴できるが
BSプレミアムでやってるもので
興味のあるものは録画して観ている
その中で印象に残ってるものをいくつか書きます
「特攻大作戦」
ナチスドイツ占領下のフランス
ドイツ軍指令部を壊滅させるために
12人の囚人で構成された特殊部隊が組まれた
任務は敵の司令部に潜入し
できるだけ多くの司令官の命を奪い
敵に大きな打撃を与えること
忠誠心もない悪人どもに
この部隊の指揮を任されたライズマン少佐はどうやってまとめあげるのか
シリアスな印象を受けるあらすじだが
アクションコメディである
こんな危険な任務は悪党どもにやらせればいい
成功すれば良し
失敗してもクズどもがどうなろうと知ったことではない
いつの時代もどこの世界でも
上層部の考えることは同じだな
と思った
特筆するようなことはないですが
2時間以上の長い尺でも
最後まで楽しく観れました
「尼僧物語」
ヘップバーンというと
オシャレで洗練されたストーリーの作品に出演しているイメージがありましたが
これはかなりシリアスな作品
コンゴの植民地で医療活動するために尼僧になったガブリエラ
彼女は優秀な看護師である
なぜコンゴに行くために尼僧になる必要があるのかよくわからなかったが
多分時代とか世相とかその国の事情とか
そういうことなんだろうな
と思って観てました
その辺勉強不足ですみません
尼僧の戒律の厳しさ
戦時下の不自由さ
コンゴでの医療活動の様子
確か3時間以上ある長い映画でしたが
その時間があっという間に過ぎました
ちょっと疲れましたが
観て良かったと思った作品のひとつです
The Nun's Story (1959) Official Trailer - Audrey Hepburn, Peter Finch Movie HD - YouTube
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
イギリス初の女性首相となったマーガレット・サッチャーの半生を描いた作品
彼女が首相になったのは
私が中学生ぐらいの頃だったと思う
彼女の存在を知って
私は初めて政治に興味を持った
政策は賛同できないものもあるが
自分の信念のままに突き進む強さはスゴい
『鉄の女』の異名をとるサッチャー
確固たる信念の元
まったくブレない彼女の姿勢は
日本の政治家に見習ってもらいたいものである
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編 - YouTube
「ハイジ アルプスの物語」
世界中でよく知られる
アルプスの少女ハイジの物語
スイスの山の中で暮らすハイジは
実に生き生きしてる
ハイジ役の女の子がスゴく可愛くてハマり役
本でもアニメでも
大人に振り回されるハイジがかわいそうで仕方なかったが
これもほぼ原作通りの内容で
実写なだけに更に大人の身勝手さが目立つ
それでも明るく前向きなハイジは
見ていて気持ちがいい
『ハイジ アルプスの物語』日本語吹替え版予告 - YouTube
「栄光のランナー」
1936年のベルリンオリンピックで、四つの金メダル獲得という偉業を成し遂げたアメリカ人陸上選手ジェシー・オーエンスの姿に迫る人間ドラマ。ナチス・ドイツ政権下で行われたオリンピックで、彼がコーチと二人三脚で圧倒的な勝利を収めるまでの2年間が描かれる。ジェシーを演じるのは、『グローリー/明日への行進』などのステファン・ジェームズ。差別が横行していた時代に、人種を超えてヒーローとなった男の姿に希望が宿る。
中学時代から陸上選手として抜きん出ていたジェシー・オーエンス(ステファン・ジェームズ)は、オハイオ州立大学に入学する。そこでコーチのスナイダー(ジェイソン・サダイキス)と出会ったジェシーは、人種差別に耐えつつ、トレーニングに励んでいた。恋人ルース(シャニース・バントン)の支えもあり、見事オリンピックの代表選手に選ばれる。
(Yahooより抜粋)
オリンピックで素晴らしい結果を残したオーエンスだが
ホワイトハウスからは何のアクションもなかったらしい
死後10年経って
ようやく功績を認められたらしい
人種差別が厳しい時代とはいえ
この扱いはあんまりだよなあ
そしてスポーツは政治に利用されるのが常
ドイツの代表選手カールはオーエンスに負けたが
政治の思惑など関係なくオーエンスの才能を認め
心から優勝を祝っていた
ナチスのやりように自分なりのやり方で反対姿勢を示していたカールは
戦線に送り込まれ
そこで命を落としたのだという
しかしオーエンスとはずっと友人だった
戦時下の時代の出来事だが
あまりナチス色はなく
むしろアメリカの人種差別のほうが胸糞悪いかも
アメリカの陸上選手ジェシー・オーエンスとは!?映画『栄光のランナー/1936ベルリン』予告編 - YouTube
「グリーンブック」
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく。(Yahooより抜粋)
見てると
人種差別をなんでするんだよ?
とクエスチョンマーク乱れ飛ぶ作品
金持ちがシャーリーの演奏を聴きに集まる
シャーリーは豪邸に住んでて
白人を運転手に雇ってるのに
白人と一緒の店には入れないし
ちょっと寄った酒場では
何もしてないのに理不尽にボコボコにされる
それなのに演奏会には金持ちが集まる
まったく理不尽極まりない
でもトニーとの友情は心暖まる
教養ある黒人と粗野な白人の組み合わせ
しみじみといい作品でした