本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

私のでる幕なかった

私の愛猫ぽんちゃん

盗まれそうになりました

 

元々は私が飼ってたわけではなく

違う人の飼い猫でした

 

野良となり

家に天ぷら泥棒に入ったのがご縁で

家の子になったんです

 

近所に猫友が住んでおりまして

彼女の話では

ぽんちゃんを飼ってた家族は

引っ越して行った

ぽんちゃんを置いて

 

つまり

ぽんちゃんは捨てられた

 

そして野良となり

私の家に天ぷら泥棒にきた

 

ここまでが前提

 

家の子になって早4年

推定9才のぽんちゃんが

二日間帰ってこなかったことがありました

 

 

猫友のところにぽんちゃんと仲良しの猫がいるので

そっちに行ってるのかと思って聞いてみたが

いないという

お出かけしても

いつも夕方には帰ってきてたから

心配になって

猫友と一緒に探しに行くことにした

 


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念のためチュールを持って

出ようとしたら

 

にゃ~

 

ん?

と振り向いたら

汚れてボロボロになったぽんちゃんがいた

 

「ぽんちゃん!」と叫んで抱き上げたら

ごはんちょうだい、と催促

「どこ行ってたの~」と言いながらチュールをあげようとしたら

 

「まりん!」

と声が

その瞬間

ぽんちゃんはぴくっと反応して

私の後ろに隠れ

まりんと呼んだ女性に向かって唸りだした

 

「まりん!迎えにきたわよ。帰りましょう」

 

ぽんちゃんに向かって呼びかける女性を見て

ぽんちゃんを拾ってくれた人なのかな?

それにしちゃぽんちゃんの様子が····

とか思っていたら

 

いきなり猫友が

「Tさん!」

 

え?知り合い?

と思ったら

「この人だよ!この人ぽんちゃんの前の飼い主!」

 

えええ⁉️

ぽんちゃんを捨てたっていう?

なんで?

なんでここに?

 

猫友は呆然としてる私と唸ってるぽんちゃんと元飼い主を見てオロオロしてる

 

すると

今度はそこへ女性の旦那さんらしき人がやってきた

 

旦那さん彼女に 

「見つかったんだな、でももう諦めろ。あんなに唸って、何度も逃げて、また連れて帰っても同じことだ」

 

そして私に向かって

「今の飼い主の方ですか?」

 

「はい」と答えると

 

「ほら、もう他の人に飼ってもらってるんだ。もう家の猫じゃない。諦めろ」

 

旦那さんがそう言ったとたん

Tさん?は私に掴みかかり

「なによ!まりんは私の猫よ!返しなさいよ!」と私を突き飛ばした

すると

今まで唸ってたぽんちゃんが

Tさんに向かって

「シャーッ‼️💢」

 

私は

ぽんちゃんがこんなに本気で怒ってるところをはじめて見ました

のんびりおっとりな性格で

ちょっと嫌そうな感じになることはあっても

怒ったことはなかった

 

おまけに猫友まで

「何すんのよ!だいたいあんたこの子を捨てたクセに!今になって返せだ?ふざけんな💢」と怒鳴っている

 

旦那さんは

「どうもおかしいな。お前まりんを保護猫団体に預けたって言ってたよな?ホントなのか?なんていう団体だ?」

 

二人と1匹に詰め寄られて

Tさんは下を向いて黙ってしまった

 

何が何だかわからなくて呆然としていた私

 

でも早くぽんちゃんを安心させたくて

「あの~」と声をかけると

みんな一斉にハッとして

 

とりあえず解散した

 

私はぽんちゃんを連れて帰ると

お風呂に入れてごはんをあげた

 

すっかりおっとりに戻ったぽんちゃん

今はノミとりして

寝ております 

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本日旦那さんがやってきて

改めて事情説明と謝罪をしてくれました

 

ぽんちゃんは知り合いから譲り受けた猫で

子供のいない自分たち夫婦には

本当に大切な存在だった

 

と、思っていたのは自分だけだった

 

以下長くなるので箇条書きにします

①妻(Tさん)は猫が自分の思い通りにならないと

ごはんをあげなかったり、柱に縛りつけたりしていた

そのくせ気まぐれに抱きしめてなで回したり

まあ、はっきり言って虐待

②その結果猫は何度も家出しては連れ戻される、を繰り返す 

③自分たちが引っ越すことになって、猫を保護団体に預けたと言っていたが、実際は家出していた

④今回猫が家に飼われていると知って、こっそり連れ出したらしい

つまり盗んだ

 

しかしそんな扱いを受けた家に戻りたいと思うはずもなく、逃げ出しては連れ戻されるを二日間繰り返していたらしい

 

おそらくTさんは

私に甘えてじゃれてるぽんちゃんを見て

衝動的に取り戻したくなったんじゃないか、と言ってました

 

「お恥ずかしい。ご迷惑おかけしました」と丁寧に謝罪してくださり

猫をよろしくとキャットフードを置いていってくれました

 

今回

本来なら私が激怒するような出来事でしたが

 

私が怒る前に周りが激怒してたので

私はまったく出る幕がなく

ただただ呆然としておりました(^_^;)

 

何はともあれ

ぽんちゃんに平和が戻ったので

何も言うことはありません

 

できればしっぽが2つに裂けて

猫又になっても居てもらいたいと思っております

 

しかし

すっかりデブってタヌキ猫に成り果てたぽんちゃんに

まりんなんて洒落た名前は

違和感ありまくりだ(^_^;)