本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

胸糞悪くて面白かった映画

資格試験の勉強優先で

1年近く好きなホラー映画を控えてきたが

ようやく試験が終わった

結果はともかく(^_^;)

これで心置きなく映画を観れると

観たかった映画を観まくった

その中で個人的に面白かったものをいくつか書きます

 

まずはキアヌ・リーブス主演のこの作品

「ノック・ノック」

 


ノック・ノック - 作品 - Yahoo!映画

 

妻と子供たちが旅行に出かけた週末

仕事の都合でひとり家に残った男性(キアヌ・リーブス)

雨の夜に道に迷った女性二人を家に入れた

女性たちはキアヌを強引に誘惑して関係を持つ

そこから女性たちはキアヌを脅しながら買って放題好き放題にふるまうようになり

平穏だったキアヌの人生は徹底的に破壊されていく

 

この女性二人組み

まったく見ず知らずの男になんでここまでするのか?

女性のひとりは義理の父親から性的虐待を受けて育ったことをほのめかすセリフがあった

ツラい体験だったとは思うが

まったく関係ない他人を破滅させなくてもよかろうに

と思ってしまったが

きっと彼女にとっては世の中の男全員を憎く思うような出来事だったんだろう

最終的にキアヌは命までは取られなかったが

社会的には抹殺されたも同然

生き地獄になることは間違いない

 

女性たちの嫌がらせはめちゃくちゃ胸糞悪い

あらすじを読んで

え~?徹底的にいじめられるの?あのキアヌが?破滅させられるの?

と、ワクワクしてしまった私のような

ドS気質の人にオススメします。

 


映画『ノック・ノック』予告編 - YouTube

 

お次はホラーの巨匠スティーブン・キング原作

「ペット・セメタリー」

 


ペット・セメタリー - 作品 - Yahoo!映画

 

ある土地に埋葬すると死んだものが甦る

死んだはずの猫が生きて現れたことでそれを知った男は

事故で命を落とした幼い娘をその土地に埋めた

願い通り娘は戻ってきたが

それは以前のようなかわいい娘ではなかった

 

死に別れたはずの人やペットが生きて帰ってきたらどんなにいいだろう

そう思ったことがある人はいるだろう

 

しかしこの映画は死人を生き返らせることはタブーなのだと教えてくれる

そもそもそんなことは不可能なのだが

もしそれができるとしたら

大切な人が生きて帰ってくるとしたら

どうするだろうか

 

この映画は胸糞悪いというより

後味が悪いと言ったほうがいいかも

 

ラストは考えようによってはハッピーエンドなのかもしれないが

人間も動物もいつかは死ぬのである

生き返ることができたとしても

それが幸せなことなのか

そんな風に考えさせられる映画でした

 


映画『ペット・セメタリー』本予告 - YouTube

 

お次はこちら

邦題「発情アニマル」または「悪魔のえじき」

 

いかにもなタイトルなので内容は想像つくのではないでしょうか

 


発情アニマル - 作品 - Yahoo!映画

 

人里離れたコテージを借りて執筆する小説家の女性

都会的で洗練された彼女を

地元の男たち四人がレイプする

数年後

彼女は自分をレイプした男たちに復讐する

 

エッチな濡れ場を期待してこの映画を観るのはやめたほうがいい

男四人で女ひとりをさんざんいたぶりながら弄びながらレイプしていく様は

死ぬほど胸糞悪い

泥だらけ血だらけでレイプされる姿は痛々しいを通り越して凄惨

正視できませんでした

 

そんな彼女は数年後

男たちに復讐するためにやってきます

見事復讐をとげるのでスカッとするはずなんですが

その復讐の方法がまたえげつないというかなんというか·····

真綿で首を絞めるようにじわじわと

 

この映画

後で知ったんですが

実話が元になってるそうで

主人公の女性は裁判で無罪になって

話題になったんだそうです

グロいシーンはあんまりないので

ホラー苦手な人も大丈夫かもしれません

 


田舎に小屋を借りた女性が男たちに襲われる!アイ・スピット・オン・ユア・グレイブのあらすじ - YouTube

 

お次は邦画

第4回ホラー小説大賞を受賞した小説が原作

「黒い家」

 

生命保険を題材とした話で

保険金のためなら自分の子供を自殺に見せかけて殺したり

亭主の腕を肘から切断したりするサイコパス

そんな女と関わってしまって自分もサイコパス女から命を狙われてしまう保険会社勤務の男

映画は原作に沿って作られていましたが

全体的には不満の残る作品でした

しかし長編小説を二時間という枠の中で表現しようとすると

どうしても限界があるでしょうし

個人の好みもあるでしょうから細かいことを言うのはやめにします

 

この映画の何が良かったかというと

サイコパス女を演じた大竹しのぶさん

マジ怖かった

久しぶりにホラー映画観て背筋がゾッとしました

元々演技力には定評のある女優さんですが

本当に凄かった

 

有名なサイコパス女ではスティーブン・キング原作のミザリーに登場するアニーがいますが
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そのアニーに勝るとも劣らないサイコパス女でした

大竹しのぶさん凄いです!

 

この2つの映画見比べてみるのもいいかもしれません

 


黒い家 - 作品 - Yahoo!映画

 


『黒い家』劇場予告編 - YouTube

 

 

最後はホラーではありませんが 

私的には一番胸糞悪かった映画

 

SNS少女たちの10日間」

 


SNS-少女たちの10日間- - 作品 - Yahoo!映画

 

児童虐待の実態を調べるために

実際は20代だが12~3歳に見える女性をオーディションで募り

13歳の女の子としてSNSに登録したらどうなるか

その様子をリアルに映像にしたもの

 

登録したとたんに大勢の男たちが彼女たちにコンタクトを取ってきた

そのほとんどは40代50代の男

彼らはほとんど例外なく自分の性器を見せつけてきたり

自慰行為を見せつけてきていた

言うまでもないが

13歳の女の子にそんなものを見せつけるのは違法だし虐待にあたる

たった一人だけ性的なことが目的ではない男性がいたが

そんなマトモな男性の姿に

彼女たちは涙を流して感動していた

まだ20代の女性である

54歳の私ですら性器を見せつけてくる男を

気持ちわりいおやじだなあ

と思ったのだから

若い女性なら精神的にかなりキツかったのではないだろうか?

 

男たちがなぜ13歳の女の子を狙うのか

知れたこと

13歳ぐらいなら体はある程度成熟している

性的なことへの関心もある

そしてなにより

社会経験がないから彼らの意のままに扱いやすい

おそらくそんなところだろう 

 

もしも私がこの場にいたら

前述のアニーみたいにハンマー持って追いかけたくなるレベル

一人残らず去勢レベル

 

このネットの発達した世の中で暮らす私たち全員観るべき映画だと思いました

 


映画 『SNS-少女たちの10日間-』予告編 - YouTube

 

昨今はホラー映画も意味が広がってるので

これも広義のホラーと言えるかもしれませんね