雨穴の小説2作目「変な絵」
雨穴さんの2作目の小説
Amazonで予約購入して
読んでみた
読んでみてビックリ
小説の書き方が断然上手くなってる
以前出版された小説「変な家」は面白かった
しかし
読んだ方は知ってると思いますが
最初から最後まで「栗原さん」が推理を進め
強引に物語を押し進めていく感が強く
ご都合主義的な感じがぬぐえなかった
レビューにもご都合主義と評してる人は結構いた
それは雨穴さんも目にしただろうし
もしかしたら自覚もあったのかもしれない
今回の作品にも「栗原さん」は登場しますが
最初と最後のみで
どっちかというと物語の案内役というか
ナビゲーターというか
そんな感じの登場の仕方である
物語の主たるところは栗原さんなしで進んでいく
別々の物語が展開していきながら
最後はちゃんとひとつにまとまる
短い期間でよくもここまで文章も構成も向上させたものだ
いつか「栗原さん」に頼らなくても
小説を書けるようになると思う
「変な絵」はこの動画が元になってます
小説は全然違う構成になってますが
絵が鍵になって事件の真相が明らかになっていきます
興味のある方は読んでみてください