本と映画と音楽の日々

主に好きな映画や本のことを書いてます。日常のこともダラダラ書いてたりします。気が向いたらお立ち寄りください。

雨穴の小説2作目「変な絵」

雨穴さんの2作目の小説

Amazonで予約購入して

読んでみた

 


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読んでみてビックリ

小説の書き方が断然上手くなってる

 

以前出版された小説「変な家」は面白かった

しかし

読んだ方は知ってると思いますが

最初から最後まで「栗原さん」が推理を進め

強引に物語を押し進めていく感が強く

ご都合主義的な感じがぬぐえなかった

 

レビューにもご都合主義と評してる人は結構いた

それは雨穴さんも目にしただろうし

もしかしたら自覚もあったのかもしれない

 

今回の作品にも「栗原さん」は登場しますが

最初と最後のみで

どっちかというと物語の案内役というか

ナビゲーターというか

そんな感じの登場の仕方である

物語の主たるところは栗原さんなしで進んでいく

別々の物語が展開していきながら

最後はちゃんとひとつにまとまる

短い期間でよくもここまで文章も構成も向上させたものだ

 

いつか「栗原さん」に頼らなくても

小説を書けるようになると思う

 

「変な絵」はこの動画が元になってます

小説は全然違う構成になってますが

絵が鍵になって事件の真相が明らかになっていきます

興味のある方は読んでみてください

 


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